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| 【2006年12月07日】 |
景気回復を背景に正社員雇用に軸足を移す |
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┏■ 正社員の増加数が非正社員の増加数を上回る!!
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総務省が8月29日に発表した4−6月期の労働力調査によると、正社員数が3,454万人となり、前年同月比46万人増加しました。一方非正社員数は1,647万人と23万人増にとどまりました。これは2002年の調査開始以来初めて、正社員の前年同期比の増加数が、非正社員の増加数を上回ったことになります。
その背景には、最近の雇用市場の変化があります。多くの企業はこれまでリストラや採用抑制で正社員を圧縮する一方、雇用調整がしやすい非正社員を積極的に採用してきました。しかし、景気回復で人手不足感が強まる中、求職者は非正社員よりも賃金などの待遇面が良い正社員求人には希望者が殺到するなど、優秀な人材を確保するために従来の非正社員にかたよった採用形態を改め方向転換することを迫られています。
┏■ 恩恵を受けているのは若者だけ??
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労働力調査を年齢別にみると恩恵を受けた年齢層と恩恵を受けていない年齢層に区分けすることができます。恩恵を受けているのは「15−24歳」の若者層です。この年齢層では、正社員数が前年同期比18万人増え、逆に非正社員数は19万人減っています。企業は「団塊の世代」が大量に退職する2007年以降に備えて、退職者からの技能伝承の受け手として若年層の正社員雇用を拡大しているのです。
それに対して大学卒業時に就職氷河期で正社員になるのが難しかった「25−34歳」の層では、正社員数が6万人減り、非正社員数は9万人増えています。企業の正社員採用拡大の恩恵はこの世代には及んでいないことがわかります。この層にはフリーターとして働きながら正社員への転換を目指す人も多く含まれています。厚生労働省では企業側が求める能力を身につけ、正社員に転換しやすくする就職訓練の提供などの支援策を打ち出しています。
また、正社員として働く機会を増やすことにも力を入れ、ハローワークでは企業に正社員求人を呼びかけるほか、正社員への転換を目指す非正社員に社内研修を実施する企業には助成金を出すなどの新しい施策も打ち出しました。しかし、企業側は「良い人材を人物本位で採ることが採用の目的であるため、フリーターということで雇用を強制されても困る」という反発もあります。
┏■ 恩恵を受けていない層を派遣会社が囲い込む!!
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派遣で必要とされる層は、今正社員雇用の恩恵を受けている世代ではなく、その上の恩恵を受けていない世代つまり「25−34歳」の層です。この統計数字を見る限りは、派遣で取り込むことは十分可能な層と考えられます。では、なぜ派遣業界で人手不足といわれているのでしょうか?まず各派遣会社がこの層に効果的なアプローチができていないことがあげられます。この年代は比較的派遣という雇用形態が身近なものという認識があります。就職できずに新卒派遣を経験したり、パートよりも時給のいい派遣を選択し一度は派遣社員として働いた人も多いのです。
同じく厚生労働省が数年おきに実施している『就業形態の多様化に関する総合実態調査』では、派遣労働者として就業する理由で最も多いのが「正社員として働ける会社がなかったから」(40.0%)となっています。更に今後は正社員に変わりたいと考える労働者の割合も27.5%と高く、派遣労働者は自らの働き方を正社員になるまでの過渡的な選択肢ととらえる割合が非常に高い層なのです。
このような派遣労働者の就業ニーズを派遣会社が十分に認識していないため、派遣労働者の不満や職場での摩擦が生じています。(職場での摩擦が起こる場合は、派遣先の認識が十分でないことからおこります。)そのあたりを派遣会社が正確に捉え、対処することで派遣労働者のニーズが取り込め、派遣労働者を集め囲い込めることにつながるのです。 |
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