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![]() 経済産業省が提唱している『社会人基礎力』を活用した当社の社員教育の事例を参考に、派遣会社、派遣先企業に集まって頂き、「社会人基礎力」の持つ意味や育成方法について考える場として、2010年7月14日、経済産業省の「社会人基礎力推進チーム」である産業人材政策室ご担当者様を基調講演に迎え、セミナーを開催致しました。 第一部 基調講演:経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 壷井 秀一 氏■ 『社会人基礎力』が求められる背景
既に、先進国では“Basic skills”、“Employability skills”、“Core skills”など『社会人基礎力』に相当する能力育成に乗り出していますが、日本でも遅れながらも企業・若者・大学を取り巻く環境の変化により、『社会人基礎力』の重要性が認識され始めています。この環境の変化には、以下の3つが考えられます。 ![]() ■ 企業/学生の意識のズレ
経済産業省が実施した「大学生の『社会人観』の把握と『社会人基礎力』の認知度向上実証に関する調査」では、「身に付けておいてほしい能力基準」に企業と学生で大きな意識の差がありました。
■ 経済産業省の『社会人基礎力』育成・普及事業
この『社会人基礎力』は、全ての社会人に当てはめることができるのですが、経済産業省としては、まず社会に出る直前の大学教育を活用して育成と評価を行っています。その取り組みとして、【社会人基礎力育成・評価モデル事業】と【社会人基礎力育成事例発表会(グランプリ)の開催】があります。 @ 社会人基礎力育成・評価モデル事業(平成19年〜21年度)
大学のゼミや研究室を活用して、『社会人基礎力』の3つの能力・12の要素を育成できないだろうか、ということで取り組んでいる事業です。本年度よりモデルカリキュラムを他大学に普及させるための研究会を全国7ヶ所で開催する予定です。 PBL(Project Based Learning)型の授業
=企業や自治体が与えたテーマを学生チームで解決。 プロジェクト実現に向けて、異なる価値観を持つ人間の議論、思考と行動の積み重ね、チームプレー、学部で得た知識の活用等を通して「社会人基礎力」を育成。 <連携先とテーマ例> ○「人にやさしい診療空間(今までにない新型歯科診療台)の構想」(医療機器製造・販売) ○「大学生対象の日本茶の魅力体感型イベントの企画提案」(茶葉製造・販売) ○ 「コンビニで発売する健康栄養弁当の開発を通した管理栄養士としての能力育成」(コンビニエンスストア)
○ 学生から
・大学で学ぶ内容と社会の関係が理解できた。 ・「人の意見を聴くことの面白さ」に気付いた。 ・自分に不足する能力を見つめ直す契機になった。 ○ 教員から ・社会人として求められる基礎能力が12項目に整理されたため指導しやすくなった。 ・協力企業からの指導・評価が効果的だった。 ・授業への参加意識が高まった。 ○ 協力企業から ・模擬的に学生という“部下”を持つことになり、自社社員の社会人基礎力も高まった。 ・学生の自由な発想を活用することが出来た。 ・これからの採用ターゲットである学生の思考が理解できた。 A 社会人基礎力育成事例発表会(グランプリ)の開催(平成19年〜)
全国の大学(短大・大学院を含む)のゼミ・研究・授業等における『社会人基礎力』の育成・成長の事例とその成果を担当教員と学生チームが発表し、最も成長したと考えられる大学に「社会人基礎力大賞」を授与しています。
第二部『人づくりなくして発展なし』 〜社会人基礎力と派遣業界〜 休憩をはさんで第二部は、ビジネスパートナー代表の田中基之より、ヒューマンスキル、いわゆる「人間力」の育成の重要性を、『社会人基礎力』を活用した当社の社員教育を紹介しながら、お話し致しました。 ■ 社会人基礎力研究会の設置
【社会人基礎力研究会の設置】当社では「社会人基礎力研究会」を設置し、社会人基礎力と仕事の関係性を研究しております。 具体的な取り組みとしては、まず、当社の各社員の社会人基礎力を3つの能力と12の能力要素から自己分析、他者分析することにより各自の「強み・弱み」を把握します。その後、当社の代表と個別で面談を行い、今後の取り組み・目標等を設定して、社会人基礎力の向上を目指しています。 自己分析・他者分析・代表との面談は、半年に一度行い、各自の社会人基礎力の向上が仕事に与える影響を発表して、お互いの能力を高める環境の構築も目指しております。 ■ ビジネスパートナーの社員教育紹介
当社では、下図の個人の基礎的能力の分析から必要な教育を施しています。![]() A・知識・技能 当社は、人材派遣会社の方々のサポートをするため、入社時に「人材派遣の基礎」を徹底的に教え込みます。その後、セミナーに出席させながら、派遣業務や派遣法などの法律知識を勉強させていきます。ただ、派遣法については複雑でわかりにくく、単なる知識のつめ込みでは、お客様にわかりやすく説明することができないため、事例検証などを含めて、かなり詳細に勉強してもらわなければならないので、毎週1回テキストを使いながら詳しく解説を加えていっています。 他の商品知識については、ロールプレイングなどを通して、お客様にわかりやすく伝えられるような説明ができているか、事例などを正しく伝えられているかどうかをチェックしています。 B・各人が有する思考特性・行動特性 (態度・協調性等) この能力は、わかりやすくいうと態度や協調性などといわれています。Aの能力とは異なり、このBの能力は、他人が評価する場合、人によって異なる見方をすることが多いのです。 当社では、このBの能力向上を「社会人基礎力」育成に当てはめています。ここを磨かないとその人の評価が接する人によって異なり、いい評価を与える人と悪い評価を与える人にわかれてしまうため、当社では、一番重点をおいて教育しております。 具体的には、毎週月曜日に欠かさず実施している朝礼の中で、交代制で「1分間スピーチ」を行い、各自でテーマを決め、自分がどのように感じたのか、またそのスピーチ内容からどのようにして仕事に活かしていくのかを話す事で「発信力」を高め、他人のスピーチを聞くことにより、「傾聴力」を養っています。 C・動機、人柄、性格、信念、価値観 等 Bの能力と同様に当社では、この能力の育成にも力を入れております。 当社で人徳と言っている生まれ持って兼ね備えている能力ともいえますが、この人徳を教育して仁徳に変えるために、朝礼での1分間スピーチの後、「人間力の形成」をテーマに、当社代表による「論語」や「ビジネスにおける心構え」などの講義を受けて、社員全員が思いやりの心『仁』を持って、仕事に取り組んでおります。 ■ ビジネスパートナー社員の『社会人基礎力』育成
当社の営業社員(入社3年目)の2009年2月時点の社会人基礎力は、【実行力】【柔軟性】【傾聴力】が高く、【計画力】が目立って低い分析結果となりました。![]() 「人(特に上司)から言われたことは必ずやる」という力が強いこの営業社員の【実行力】を更に伸ばすために、とにかく与えられた指示業務を確実にこなすことから始めました。 最大限に発揮する機会を与えられたことにより、自他共に認める【実行力】を生かして、指示された業務は内容を問わず、確実にこなしていきました。 しかし、これだけの指導では、いつまでたっても人に言われることしかできない社員になってしまいますし、徐々に指示業務が増えてくると一人でこなせなくなってきます。 かといって、【考え抜く力】が全体的に低いため、自分で考えて行動することは、難しいことなのです。 そこで、弱みである【計画力】と強みである【実行力】を連動させるために、長期計画として10年後の目標を決め、そこから年次計画、月次計画、そして目標を達成させるために日々行うべき計画を立てる訓練を行いました。 そして、毎日実行できたかできなかったか、できなかったとしたらどうしてできなかったかを考えさせていったのです。 その結果、2010年2月の分析では、【実行力】は更に伸び、【計画力】が向上しました。更に【働きかけ力】【主体性】が大きく向上しました。 この分析では、日々の計画を立てて、繰り返し反省していくことで、自分1人で仕事をしているのではないことに気付いてきたと考えています。 そのため、自分の計画通りに仕事を進めていくために、後輩などに仕事を回すことを覚え、【働きかけ力】が【実行力】と同じくらいの強みとして表れました。 この分析結果につきましては、社員全員が評価しており、実績として売上に大きく貢献しております。 アンケート結果当日は、派遣会社、人材紹介会社、会計事務所、コンサルタント、介護サービス、派遣先企業などさまざまな業種の方にご参加いただきました。Q1:『社会人基礎力』はご存知でしたか?
■ みなさまの声
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